小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

減反政策反対 ポスターに一言

 非常にあきれたポスターに関するニュース。
 このポスター、見ていただけたら分かるんだけれど国内向けのポスター。米をたくさん作るのはもったいない、というものなんですが、これを作ることを企画する農水省、許可する農水大臣、方向性をよしとする政府と自民党。これらの人々にはごく普通の感覚というのはないのでしょうか。中国産毒物混入・農薬混入餃子事件を通してうかびあがってきた自給率のあまりの悪さに関しての危機意識はないのでしょうか。残留農薬問題はさておくとしても、小麦粉の30%値上げとかからくる一般市民の食へのコストアップに対する政治的危機意識はないのでしょうか。
 あきれかえるくらい、福田首相周辺には政治的な意志決定、戦略がなさすぎです。
 韓国に言って呑気に話しているだけではだめでしょう? もちろん、あの海上自衛隊イージス艦が民間漁船を大破沈没させ、みんなが必死で捜索をしている情報を受け取りつつも都内某所での「福田康夫を励ます会」にみんなが唖然とする中で参加して日本酒を飲んで談笑できる人、そしてそれを注意されても全然意に介さない人には期待するだけダメなんですけれどね。
 とりあえず、ニュース。

<<<
東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発。東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めた。
 「米の生産調整」への理解を深めてもらおうと局内で文言などを検討し、3万枚作製。今月から東北地方の農協などに張り出された。「MOTTAINAI」という文言付きで、「麦・大豆等へ転作し、自給率を向上」「限られた水田を有効利用することが、国民共通の利益」などと呼び掛けている。
 抗議文は「過剰なのは輸入米で、外米に血税をつぎ込むことこそムダづかい」と指摘。連絡協議会の佐藤長右衛門会長は「高齢化が進む農村では、米作りを続けることが心の支え。カラー印刷で3万枚作成する金があれば、もっと他の施策に使うべきだ」と話した。
 同局は「米価下落で生産調整が緊急の課題。決意の表れとしてインパクトのある言葉を選んだ。誇りを傷つける意図はない」とし、ポスター撤去などの予定はないという。