小説・漫画好きの感想ブログ

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排出権獲得よりも自主的努力を

 こんばんは、何回かこのサイトでも取り上げていますが、京都議定書などで定められた温室化ガス削減への取り組みは島国の日本にとっては実際の影響からも先進国の義務としても非常に重要なことです。しかし、実際の企業努力や家庭からの排出を抑えることをせずに、海外から二酸化炭素の排出権を買う(お金で削減したことにする)という行為にはやはりなじめません。
 日本の場合、もともとが省エネ商品が多かったということもあったし、工場も省エネ的な構造なので削減が大変なのはわかります。でも、ツバルやスカーレット諸島の例を見るまでもなく(ツバルで関西電力が太陽光発電所を無償で大規模に作っているのはだから素晴らしい取り組みで評価しますが)、これは絶対に人類全体の問題としてやらなければならないことです。
 けれど、だからといって、他の国から排出権を買うという事で解決をしていくという姿はどうかなぁと思うんですよね。なんか釈然としないし、尊敬できない気がします。特に、自分なんかはエコキュートの普及やオール電化などを通じて、排出削減やエコの仕事をしているだけに、抜本的なところでもう少し排出権以外のとこで動いて欲しいものです。
 一応ニュース的には、こちら。
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ロシアから温室ガス枠を取得へ、月末に政府間協議の初会合(これが昨日分)

 日露両政府は9日、温室効果ガスの排出量取引について、日本がロシアから排出量を獲得するための政府間協議を開始することで基本合意に達した。今月末に東京で初会合を開く。
 日本は今年から、温室効果ガス削減に向けた「京都議定書」の義務達成のため、排出枠に余裕のある国から排出量を購入する必要に迫られている。ロシアから大規模に排出量を獲得できれば、2012年までの義務達成に向け、初めての本格的な後押しとなる。政府間協議の開始は、高村外相がドイツ・ミュンヘンで9日(日本時間10日)に行うイワノフ露第1副首相との会談で合意される予定。協議では、2013年以降の「ポスト京都議定書」の枠組み作りに向けた意見交換なども行う。