小説・漫画好きの感想ブログ

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ニュースあれこれ 

 こんばんは、樽井です。
 守屋元事務次官の参議院での証人喚問。予想外のというか、それとも予想通りのというか、自民党有力議員にも問題が飛び火してきましたね。当時の防衛大臣の久間氏、総務大臣の額田氏、二人が贈収賄事件にも絡んでいたのではないかという疑惑が濃厚になってきました。腹をくくったのか、守屋氏も「記憶にございません」という懐かしいフレーズを連発しつつも、あえて絶対的に自分だけで罪をかぶるという風を見せず、ばれるならばれる仕方がないという開き直り的なニュアンスで名前をぼろぼろとこぼし始めました。
 町村官房長官は、必至で火消しに動いていますが全然説得力もないし、なんだか安倍晋三総理大臣の末期のような感じになってきています。福田首相小沢一郎をうまくひっかけた所まではしてやったりだったんでしょうけれど、まずい事態になってきました。ひょっとしたら、違う方向からの衆院総選挙もあり得るかも知れません、さすがに年内はないでしょうけれど年明け早々にもありえますね。 
 あと。
 マグロとクジラの話。
 マグロを巡っての世界会議で、前々からの懸念の通り、生態調査の結果マグロの数が激減しているので今後十年間、マグロの漁獲量を制限するという話になってきました。マグロ。魚がそう好きでもない自分でさえも好きなお魚で、寿司といえば絶対に外せないネタです。そのマグロの漁獲高がかなり制限されるというのはかなり厳しい話になってきそうです。ただでさえ高級魚なのがどこまで上がってしまうのか、鉄火丼とか中トロの握りとかが気安く食べられないようになるのもそんなに遠い日のことではないようです。さらに、クジラ。こちらも日本の主張もむなしく、クジラの捕獲は商業に関しては完全に凍結されたまま調査捕鯨を細々としている現状ですが、ここにきてさらに厳しいニュースがきました。捕鯨に否定的ではあるものの日豪関係からあまり騒いでこなかったオーストラリアが、政界の力関係の変化からか捕鯨反対のボルテージがあがり、一大キャンペーンが繰り広げられ始めました。悔しいことに、オーストラリアはもともと捕鯨をばりばりとやっていた国で(まぁそのあたりはヨーロッパでもそうですが)、それなのに商業として軌道にのらなくなってきた途端に「野蛮だ」なんだといいだすのはいかにもアンフェアではないかと思わずにはいられません。
 マグロにせよ、クジラにせよ、日本の食文化なわけで、絶滅の危機に瀕しているというなら制限をかけるのはやむなしにせよ、そうでないものまで変な価値観を全面にだしてストップをかけられるのはなかなか納得がいかない話です。例えば、日本が韓国の犬を食べる文化に対して、或は猫を食べる文化に対して、野蛮だなんだといった事がかつてあったでしょうか(可哀想とは思うんだけれど、それはそれでその国固有の文化なら致し方ないというスタンスですよね)。
 なんだかやりきれないニュースでした。