小説・漫画好きの感想ブログ

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「ハンター×ハンター」24巻 冨樫義博著

 おはようございます、樽井です。
 最近朝おきるのがちょっとだらだらとなってきました。夏が終わったせいでしょうか。
 さて。
 「ハンター×ハンター」の24巻が出ました。一年? いや二年くらいぶりの再開のような感じがするこの作品でストーリーもかなり忘れ気味。確か敵の王様のところへゲリラ的に侵入直前だったな、というくらいにしか覚えてなかったのですが、読んでみてびっくりかなり面白かったです。本誌連載時は絵がもう雑で雑で落書きみたいになっているところも多くて、よくジャンプも連載許可出してるよなぁ人気が高いとなんでもありなのかなぁくらいの感じでいましたが、一気に13話まとめて読むとやっぱり冨樫さん、ある意味天才だわと思いました。抜群に面白いし、デザインもいいです。確かに荒いのは荒いし手を抜いているところもあるんだけれど、それでも面白いです。
 主人公のゴンの影が薄いのはまぁジャンプマンガの伝統といえば伝統なので置いとくとして、敵役の王のキャラクター造型の見事なこと、群像劇としてそれぞれのキャラクターがきっちりと生きて感じられることなど、漫画としてよく出来ています。ここに、ヒソカとゴンの決着や、クラピカと旅団の闘い、ハンターの大ボスのフルパワーでの登場など、さらなる要素が盛り込まれるかと思うとこの作品の先にはまだまだ面白いものが見れそうです。
 本当に、こまごました分析や解説抜きで、やっぱり冨樫さん凄いやというのが率直な感想でした。
 連載が来週号のジャンプ(今週の発売は土曜だけど)から再開されるみたいだけれど、最近ちょっと低迷のジャンプマンガの起爆剤になるかもと期待させてくれます。
 
 

HUNTER×HUNTER 24 (ジャンプコミックス)

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