小説・漫画好きの感想ブログ

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ニュースあれこれ 相撲のこと等 

 こんばんは、樽井です。
 ただいま戻りました。今日も現場が遠かったので大変でした。湾岸高速から見る大阪西部の巨大コンビナートはいつ見ても幻想的でついつい見とれてしまうのですが、それでもやはり毎晩遅いと身体に疲れがたまってきますね。チオビタドリンクとかユンケルとかエスカップとかを自分も日常的に飲む日がやってくるのでしょうか。おじさんのようでそれだけは勘弁願いたいものです。 
 さて。
 今日は目当ての本の、北方謙三水滸伝シリーズの最新刊が手に入らなかったので、ジョン・アーヴィングの「ペギー・スニードを救う話」を購入。アーヴィングはばりばりの長編作家さん(例えば、「熊を放つ」だとか「サイダーハウスルール」とか「ガープの世界」とか)だと思っていたので、氏唯一の短編&エッセイ集というあおりにまけました。読書は熊倉隆敏の「もっけ」7巻と、畠中恵の「ぬしさまへ」と妖怪がらみの本を読んでいました。
 
 それはそれとして、時津風部屋のニュースが凄い事になっていますね。そりゃ凄い事になる事件ではあるけれど、正直ひどく驚いたというのが率直な感想ですね。時津風親方こと元小結の双津竜が弟子を殺害したというのですから穏やかではありません。最初は何かの誤報かな、けいこ中の事故死、格闘技ですから不幸な事故ではあるけれどそういうことが起きてしまったのかと思ったんですが、後追いのニュースを見る限りでは暴行だった疑いが濃厚だとか。一番まとまっている毎日の記事を参照に載せますと
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 大相撲序ノ口力士の斉藤俊さん(17)=しこ名・時太山(ときたいざん)、新潟県出身=が名古屋場所前の6月下旬、愛知県犬山市時津風部屋宿舎でけいこ中に死亡した問題で、師匠の時津風親方(57)=元小結双津竜=が愛知県警の事情聴取に対し、死亡した前日に斉藤さんをビール瓶で殴った、と供述していることが分かった。兄弟子数人も殴ったりしたことを認めている。
 親方は「暴行ではなく教育の一環だった」とも話している。県警は、現在行われている遺体の組織検査などで死因が特定され、死亡との因果関係が認められれば、親方と兄弟子らを傷害や傷害致死容疑で立件することも検討する。
 プロスポーツである相撲界では、しつけや教育として一人を集中的にけいこをしたり、力士を殴ったりすることは日常行われている。県警は名古屋地検とも協議し、親方や兄弟子のこうした行為が刑事事件に当たるのかどうか、慎重に捜査している。これまでの調べで、斉藤さんは6月25日午前、部屋から逃走して連れ戻された。時津風親方は同日の夕食の席で、斉藤さんの額をビール瓶で殴り、切り傷を負わせた。さらに兄弟子数人が斉藤さんを囲み、殴ったりけったりした。
 斉藤さんは翌26日午前、相手を押し込む「ぶつかりげいこ」の最中に倒れ、搬送された犬山市内の病院で死亡した。死因は当初、虚血性心疾患(急性心不全)とされたが、遺族の希望による行政解剖では「多発外傷によるショックが考えられる」とされた。


これ、事が事実なら、教育の一環として認めるのは無茶苦茶だというのが正直なところです。たぶん世間一般の常識もそうじゃないかなぁと思うのですが、なんだか妙に報道なり警察の扱いはあくまで新聞を読む限りでは、非常にデリケートな問題を扱うような態度で、こないだの朝青龍の事件のときに見せた異常なまでの加熱ぶりプライベートもあったもんじゃない集中砲火と比べたらなんだか妙に不自然。
 (相撲に詳しい人がみたらまた違う見方があるのかも知れませんがあくまで素人として見るとおかしいと思うんですよね)
 いくら格闘の世界であれ、いくら師弟関係のある世界であれ、ビール瓶で殴るだの金属バットで殴るだのが伝統だとも格式だとも独自の世界だとも思えないです。また、横綱審議会なり各界のさまざまな解説者、親方さん方はテレビなどマスコミで毎回毎回「相撲は武道ですから、心・技・体のすべてが重要です」といっていたではないですか。 
 かりに極度の指導であったというにせよ、それでも弟子が死ぬまでやる、ビール瓶で殴って死なせる、ここには心があると言えるでしょうか。そんな強弁はさすがにできないのではないでしょうか。
 たぶん、そのあたりの事が復帰を表明しているらしい朝青龍の問題とリンクしているのがこのニュースのへんな扱い方だと思うのですが、樽井的には今回のこれはやり過ぎだし、行き過ぎ、罰せられてしかるべきだと思います。
 ・・・本当は福田内閣の支持率が53%とこれまた異常に高いのもいかがなものかというニュースをやりたかったのですが、こちらの方がより大きいなと思ったのでこちらを取り上げました。ただでさえ、今、高校生のいじめ自殺がまた話題になっている時に、少しはやり過ぎかなとかセーブがかからなかったのかなと思うと、死んだ弟子が不憫でなりません。