小説・漫画好きの感想ブログ

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「雨天炎天」 村上春樹著 

 
 誕生日プレゼントに渡された一冊です。
 村上春樹好きということをここかしこで言っていたのでプレゼントされたのですが、もともとは20年前に出ていた本が今回新装版という感じで三冊同時刊行されたものの一冊です。なので、村上春樹ファンとしては文庫版のほうを持っていたりはするのですが、そちらは写真数が圧倒的に少なかったので、今回のはカラーだしたくさん収録されているのでじっくりと読み返せたのですごく嬉しかったです。
 ギリシアとトルコという戦争と政治がきっても切り離せないエリアを旅する村上春樹さんの旅行記、エッセイという内容のこの本を読むと旅に出たくなります。同様の旅というか外国暮らしを描いた「うずまき猫の見つけ方」や「遠い太鼓」も傑作ですが、この本もとてもいい感じです。
 短いペースで中身が一緒の新装版というとひくかも知れませんが、かなり昔の本なので、いま新装版として出て来たのを契機に読んでみてはどうでしょうか。かなりおすすめな内容の一冊です。
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雨天炎天

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