小説・漫画好きの感想ブログ

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温暖化の悪夢は加速している

 先日、政府発表で、2020年迄に温暖化ガスの排出を抑える日本の目標達成のためには国全体で52億円もの費用が必要ということ(この内訳では原子力を有効利用することや、エコカーを普及させること、ブラウン管テレビを廃止すること、太陽光発電パネルを一般普及することも含まれています)で物議をかもしていましたが、そんな事でコストがどうのというのを言ってられないような状況まで環境問題が悪化していることがさきほどニュースで出て来ました。
 内容は地球温暖化で両極の氷が溶け出し、海水面が上昇し、海抜の低い地域は水害・水没に見舞われ、そうでなくても異常気象が多発するという説が裏付けされた。しかも悪い事に、より進行が早い事が確認されたというものです。

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20年早く訪れた“温暖化の悪夢” 地球温暖化
北極・南極地方の氷が4年前の半分に…海水面の上昇速度は2倍

環境破壊にともなう地球温暖化が当初の予想よりはるかに早く進んでいる。
3日、米国コロラド州ボルダーの米国国立大気科学研究所(NCAR)のクララ・デジャー博士は「昨年夏に南北極地方の氷が最も多く溶けた」とし「10年や20年後に発生すると予想されていたことが昨年、発生した」と話した。
昨年2〜5月、国連政府間気候変化委員会(IPCC)は、2004年以前の研究結果をもとに「21世紀末には地球の平均気温が最大6.4度、海水面は最大59センチまで上昇するだろう」と発表した。しかし状況はかなり深刻だ。
今年1月、地球科学雑誌のネイチャージオサイエンスには「地球温暖化で南極の氷が10年前に比べて年間75%も多く溶け、海水面の上昇速度も予想より速くなった」という研究結果が掲載された。このままいくとIPCCが予測した2100年の海水面より18〜59センチも上昇してしまう。米航空宇宙局(NASA)は昨年12月に衛星からの資料を通じて「2007年の夏に北極の氷河の全体積は4年前の半分の水準に減少したほか、氷河の表面積も前年に比べて23%やも減少した」と発表した。米国科学学術院(NAS)も昨年「地球温暖化が当初の予想より3倍も速い水準で進んでいる」と明らかにした。温室ガスの排出量が1990年代に比べて3倍も増加し、北極の氷河は予想より3倍も急速に溶解、海水面は2倍も早く上昇しているということだ。