小説・漫画好きの感想ブログ

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さよなら絶望先生 30巻 感想

 さよなら絶望先生、30巻。最新刊・最終巻です。
 長期ギャグ漫画の最終回は、ストーリーものでないだけに「夢オチ」か「終わらない日常」というパターンがわりと取られやすいが、この絶望先生はそのどちらにも属さない、最終回を10話使って行うというかなり斬新なことをやっている。
 ネタバレになるので詳しくは書けないが、SF、医療もの、ミステリー、それらを融合した、誰も予想できなかった驚愕の展開につぐ展開の最終回でした。それも、あたりさわりのないハッピーエンド的なものでなく、「これ、本当に大丈夫なの?」というネタと終わり方で、作品のテイストからすれば、らしいといえばらしい結末ではあるのだけれど、全くの予想外の終わり方でした。
 これは、話のネタだけに買ってもいい最終巻だと思います。

さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

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