小説・漫画好きの感想ブログ

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「ヴィンランド・サガ」11巻 幸村誠著 感想 

 古代バイキングの世界を描いた、ヴィンランド・サガ最新刊です。
 この11巻では、いよいよイングランドとノルウェーの両方を支配地としたクヌートが王としてたつとともに、その支配強化のために新たに国内の豪族を取り潰そうと動き出します。最初の頃は理想論しか語れなかった心優しい王子が、権力争いや後継争い、父親との確執からたくましいというよりは陰謀さえ厭わない王になって行動しております。
 その荒波に巻き込まれるのが本来の主人公。彼は戦を捨てて、一奴隷として畠を耕し森を切り開いていましたが、否も応もなく、彼はまた運命の荒波に巻き込まれます。彼が所属している農場が王に目をつけられ、つぶされることになったからです。もちろん、抵抗はするのでしょうが、彼が一奴隷で居続けることはありえず、彼は再び剣を持つ事になっていくのでしょう。その時に、彼は昔のように戦えるのでしょうか。
 次巻がとても楽しみです。
 

ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(11) (アフタヌーンKC)