小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

「誰も寝てはならぬ」17巻 サラ・イネス著 

 不思議なほどに、ゆるい空気が流れる漫画がいよいよ最終巻を迎えました。
 「寺」という名前のデザイン事務所に働いている面々とその周辺人物のふわーっとした空気がとてもとても心地いい漫画でした。
 やり手の社長でありながら、いつもいつも女の子をとっかえひっかえしてる社長。
 その幼なじみで、花いじりが趣味のぼーっとした青年ハルキちゃん(結構僕的には理想の人物)。
 野球とユンボが大好きでなかなか仕事をしないヤマダ君。
 バスオタクで、非常に暗いけれど、一番常識人かも知れないマキオ君。
 アルバイトのねねちゃん、巴ちゃん。
 それから、彼らのまわりにいる幼友達、元妻などの面々。
 あぁ、それから猫の利休くん。
 全員が醸し出す不思議な空間と、大阪弁で入るナレーションがとても好きな作品。終わってしまうのがとても残念だった漫画です。17巻で、大判だから今から集めるのはちょっと大変だけれど、是非手にとっていただきたい漫画です。

誰も寝てはならぬ(17)<完> (ワイドKC)

誰も寝てはならぬ(17)<完> (ワイドKC)