小説・漫画好きの感想ブログ

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東京電力 電気代二割値上げ 


東京電力福島第一原発の処理の40年かけてのロードマップもそのいい加減さにうんざりしたけれど、今回のこれはひどい。事業者、つまり企業やお店相手の電気代を二割値上げするというのだ。
 東京電力はいってみれば加害者なわけで、加害者側の生活がままならないから、被害者に支援を求めるようなこんな話はどだい理屈がまったく通らない。もし東電にお金があれば純粋に賠償するだけの話が、お金がないから、逆にお金をもらうというのは間尺に合わない。よしんば、それくらいどうしようもない状況だとしても、お客からお金を取るというのであれば、店側の東京電力は社員の給与のカットや、遊んでいる土地の売却、役員の人数減やコストカット、などありとあらゆる手管を使ってからこれを言わないと話が通らないだろう。
 或いは、もし値上げするしかないにしても、年数を一年なり二年に区切って、その値上げ分は三年後からは値引きの形で弁済するなどしないと、ただただ値上げでお金を集めるというのは、最近の増税と一緒で、とにかく足りないならどこかからもってくればいいという頭の悪い借金苦にはまるオヤジの典型のようで見ていてあまりの頭の悪さに辟易する。
 同じ電力業界の関連業界に住むものとして、情けない限りだし、関東の人間は怒っていいと思う。
 
 これ、企業向けといっているが、ネット上というかツイッター上では家庭用も二割値上げという風に発信している人も多々いる。それが本当なのかデマなのか、誰かの情報操作なのかはわからないが、少なくとも企業に対してこれをやるというのは今体力が落ちている国内企業に海外に出て行けといっているにも等しい。