小説・漫画好きの感想ブログ

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明治の粉ミルクからセシウム検出  残念だがより徹底した安全対策を

大きな問題であるし、乳幼児を抱えた親御さんにとっては考えられない事態だと思います。が、悪意があっての隠蔽ではないし、前後のからみからしても不可避であったと思えるこの状況であれば、いたずらにたたくよりは40万缶の無償交換というところに真摯な反省を見てより安全対策を望むという他はない気がする。
 このニュースよりは、自主避難した人々への賠償が一律8万円という低さのほうがもっと由々しき大ニュースな気がいたします。

セシウム>明治の粉ミルクから検出 40万缶無償交換へ
粉ミルクからセシウムが検出された問題を受け、店頭から撤去された「明治ステップ」=東京都千代田区で2011年12月6日、岩下幸一郎撮影
 食品大手の明治(東京都江東区)は6日、粉ミルク「明治ステップ」850グラム缶の一部から1キロあたり最大30.8ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。厚生労働省によると、粉ミルクからのセシウム検出は初めて。乳製品の暫定規制値(1キロあたり200ベクレル)未満で、毎日飲んでも健康に影響ないレベルとされているが、同社は「安心して使っていただくことを最優先する」として、検出された製品と近い時期に製造した同銘柄の約40万缶を無償で交換する。
 セシウムが検出されたのは、同社埼玉工場(埼玉県春日部市)で3月14〜20日に製造した粉ミルクを使ったものの一部。11月28日、「ステップで放射性物質が出たと聞いた」と報道機関から問い合わせがあり、在庫分などを調べたところ、21.5〜30.8ベクレル検出された。前後の期間に製造した粉ミルクを使った商品は、いずれも検出限界値(1キロあたり5ベクレル)未満だった。

 原料の粉乳は大部分が豪州など外国産で一部は北海道産だが、いずれも東日本大震災以前に製造された。同社は、粉乳を水などと混ぜ合わせて霧状に噴霧したものを熱風で乾燥させて粉ミルクを作っており、「乾燥の過程で取り込んだ外気に含まれるセシウムが影響した」とみている。
 同社は4月末から毎月1回程度、放射性物質の定期検査を行っている。3月製造分については関東地方で大気中の放射線量が高かった3月21日のものを調べたが、検出限界値未満だったという。
 厚労省は「暫定規制値を下回れば健康への影響は考えられない」とする。一方、子どもは大人より放射性物質の影響を受ける可能性があるとして、乳児用食品の区分を新設し、現行より厳しい規制値を設定する方針だ。