「ゼロ」77巻 愛英史・里美桂著 感想
どんなものでも依頼があれば、「本物」を作り出してしまう「神の手」をもつ男ゼロを主人公にした美術ネタ満載の漫画「ゼロ」最新刊です。掲載誌の廃刊にともない、連載も終了してしまっていますので、こうして新刊を手に取る事も次かその次が最後なわけで、そう思うと凄く寂しいものがあります。
今回登場する美術品・芸術家は、早見御舟、シャルダン、青森戸来にあるイエスキリストの墓されるもの、マレーヴィチ。
イエスキリストの墓については、トンデモ系の雑誌や都市伝説で扱われることがよくあるのでご存知の方も多いと思いますが、イエス・キリストはローマで死なずに、日本に流れてきて青森の戸来というところで死んだという説について扱ったお話。これについては竹内文書や、外国人のDNA分布、ダビデの星、額に十字を風習、現地の祭り歌が日本語としては意味が通じないが古代ヘブライ語で綺麗に読み解けるなど、おなかいっぱいなくらいのあれこれがあるのでそういうのが好きな人なら別枠で楽しめるかも知れません。
ゼロ 77 THE MAN OF THE CREATION (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 里見桂,愛英史
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: コミック
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