小説・漫画好きの感想ブログ

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「新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編」 夢枕獏著 感想 

 ひさしぶりの待望の新刊です。 
 今回は丹波文七、堤城平が、それぞれにカイザー武藤、グレート巽と戦います。
 プロレスのリングの上で、それぞれが体重差のある相手に、自分の技が、力がどこまで通じるのか、そして勝てるのか、それを賭けて闘います。夢枕獏さんの作品は多々ありますが、己の強さを究極にまで高めて相手に勝ちたいという熱さがストレートに出ているのはこの餓狼伝のような気がします。圧倒的にタフで、試合巧者で、色々な仕掛けをもってくるプロレス界の雄を相手に二人がどんな闘いを繰り広げるのか。五年ほどのブランクのあいた作品ですが、読み始めるとすっと作品世界に入っていける筈です。

新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)