小説・漫画好きの感想ブログ

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尖閣諸島での中国漁船釈放判断は、政府それとも検察?

おはようございます。
 尖閣諸島問題発生後の、あの中国人船長の釈放について、昨日からバタバタしていますね。政府側の松本氏はあれは仙谷さんが菅さんを押し切った形での官邸判断・政府判断だったと証言。一方、検察側はそれを否定という構図。検察側は法律論からしても政治判断だったと言えないというぶんを割り引いても、政治が上手く動いていないことがまた浮き彫りになった形です。
 しかし、、民主党議員の方々は、口をつぐんでおくとか、自らの心情は別として政府として国を支えて行くという意識がどうにも希薄で口が軽い印象が蔓延していますよね。でも、この記事で一番気になったのは、一番したの一文。当時は大阪地検の証拠改竄問題で頭がいっぱいだったのでよく覚えていないという趣旨の一文。
 国際的な問題や国益の問題、国防上の重要問題よりも、身内の不祥事をどうダメージを受けないようにやり過ごすかが最大の懸案だったという検察に誰が正義を期待できるのでしょうか? この口の軽さは失言レベルでは済まない話のように思うのですが・・

尖閣・船長釈放、政治判断について検察は否定
 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での中国人船長釈放の経緯について、内閣官房参与を務めた松本健一氏が「菅首相が判断した」と説明したことに関して、多くの検察幹部は「釈放は検察の判断だった」と否定した。一方、「当時のことは細かくは記憶していない」と口を閉ざす幹部もいた。
 当時の検察幹部は「菅首相の指示があったという話は検察内部では出ていない。釈放は検察内の会議で決まったことだと理解している」と語った。

 検察では昨年9月24日午前、那覇地検福岡高検最高検の幹部が会議を開いて釈放の方針を決定。同日午後、那覇地検の次席検事が「国民への影響や日中関係などを考慮した」と会見で説明した。
 当時、最高検にいた幹部は、ビデオテープの証拠能力に問題があったという指摘についても「全く聞いていない」と全面的に否定。その上で「会議では船長を起訴したときの影響と、起訴しなかったときの影響や批判について話し合われた。起訴すれば中国との貿易が途絶えて経済に影響するし、中国が強硬策に出て尖閣を占領するかもしれない。日本のことを考えて、検察が決定したことだ」と、検察が独自に検討した上で、釈放の結論に至ったと説明。官邸からの指示については全面的に否定した。
 別の幹部は「当時は(9月21日に逮捕した)大阪地検特捜部検事の証拠改竄(かいざん)事件の直後で、そちらのことで頭がいっぱいだった。尖閣事件については細かくは記憶していない」と多くを語らなかった。