「低俗霊MONOPHOBIA」5巻 奥瀬サキ・刻夜セイゴ著 感想

　低俗霊モノフォビア最新刊です。
　類い稀なる霊媒体質をもつ少女、逢月舞入夏(ほうづき まいか)。実は、彼女の身体には、死んでしまった兄(舞入冬)の魂が共存していた。霊媒体質ではあるけれど霊と戦えない舞入夏、戦えるけれど実の身体をもたない舞入冬。二つの魂が一つの身体に共有した彼/彼女はどうやって悪霊達と対峙するのか。。
　今回は、彼女の友人に対して向けられた呪いに対抗する話なのですが、霊的世界や深層心理世界の描写と表現をけっこう頑張っていたように思います。ただ、、絵や巻末がどんどんエロ方向に傾きすぎてきて、より一般の人が手に取りにくくなったような気がしないでもあれません。ノーマルからアブノーマルに百合属性まで色々やりすぎです。
　

低俗霊ＭＯＮＯＰＨＯＢＩＡ　（５） (角川コミックス・エース 273-5)