小説・漫画好きの感想ブログ

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「ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志」1 巻来功士著 感想 

 「ゴッドサイダーシリーズ」の新シリーズの第一巻です。
 初代のゴッドサイダーは週間少年ジャンプで1986年〜88年ですから、今から25年くらい前に流行った、悪魔と神の、そしてその血と魂を受け継いだ人間たちとの戦いの漫画でした。この漫画は一部でカルト的人気を得たので、その後、コミックバンチで「ゴッドサイダー・セカンド」という悪魔が支配する世の中を舞台にした漫画として、神と悪魔の戦いが何故起こったのかという最後のところで、今までのキリスト教的神学論争の一つの異端アイデアを投入した漫画が連載されました。
 そして今回そのゴッドサイダーをベースに、パラレルのまた一つ別の新しい世界として「ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志」がヤングチャンピオンで連載スタートしました。世界大戦後の世界が舞台で、超能力者、サイボーグ、生体兵器などが乱立する作品になっております。そのうち、神様や悪魔も入り乱れて登場する作品になるかと思いますが、今のところはまだそこまではいかず、荒廃した日本は一部軍人や超能力者が支配する世界となっており、けっこうグロとエロとバイオレンスが入り乱れた混沌とした世界として描かれています。主人公は記憶喪失の生態改造兵士として登場しておりますが、、これからどうなりますことやら、前二作同様にちょっと他ではない世界を堪能させてくれることを期待致します。