「信長協奏曲」 5巻 石井あゆみ著 感想
こんばんは。
信長協奏曲最新刊です。
少し前に別の漫画「信長のシェフ」の時にちらりと紹介させていただきますが、タイムスリップした高校生・サブローが、たまたま織田信長とうり二つの顔をもっていたが為に、信長として生きることになるという漫画です。
信長となった少年は、それほど勉強が出来る子ではなかったので、日本のこの時代の歴史にはあまり詳しくなく本能寺を見て、周囲に「ここで信長は、誰かに殺されるんだけれど誰だったかなぁ」なんていう脳天気具合を見せたり、京都に将軍様を送り届けたあとも面倒くさがって余り話をしたりせず、そのおかげで将軍家との関係がまずくなったりと、歴史をわかってないが故の混乱を見せてしまいます。
勿論、歴史に詳しすぎる主人公だと、シミュレーションゲームのようになってしまい興趣が違う方向に行くので、これはこれでありで、むしろその脳天気具合だったり歴史に頓着しないことが、どう史実とうまくリンクしていくか、また史実からどこで逸れるのか逸れないのか、そのあたりを楽しんでいきたいと思います。
- 作者: 石井あゆみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/12
- メディア: コミック
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