「センゴク天正記 11巻」 宮下英樹著 感想
センゴク天正記の最新刊です。
豊臣秀吉が再びの播州平定をしていた頃の話で、秀吉は主人公のセンゴクや竹中半兵衛らとともに有馬街道を落とす作戦を展開していた。徐々に身体を悪化させていた竹中半兵衛の身体を思いやり、湯治にもつかえる有馬を全力でもって落としにかかる秀吉ではあったが、播州平定は思いのほか難しく、志半ばにして半兵衛はその生涯を終える。
人嫌いで、民衆というものにあまり好意をいだいていなかった半兵衛が、民に交わり、一緒に笑い、戦争のない世界を夢見ていくのは、美化し過ぎと言われればそうですが、この物語の一つの見せ場です。
秀吉の天下取りにおいての二大軍師は、言うまでもなく、この竹中半兵衛と黒田官兵衛の二人で、それぞれが登場し入れ替わる時期の二人を描いたこの数巻の物語は歴史好きにとっても熱い数巻でした。
- 作者: 宮下英樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/08/05
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (10件) を見る