「匠三代」4巻 倉科遼・佐藤智一著 感想
東京の下町・深川の工務店を舞台にした家作りを通しての家族愛がテーマの物語第四弾です。今回は、都合三編入ってます。一本目は、主人公の父・玄の惚れた小料理屋の女将の過去と現在と恋の顛末を描いた話。二本目は、田舎暮らしを決めた男性と、対称的に都会的でバリバリのキャリアウーマンの奥さんを描いた話(漫画と話はそれますがどうして日本の中年男性の多くはリタイアしたら田舎でのんびり土いじりなんてのに理想を求めるのでしょう。僕にはさっぱり理解できませんです)。三本目は、主人公で一級建築士の拓巳と、かつての恩師の娘が老人ホームのデザインコンペで激突する話の前半が入っています。
いずれも、グルメ漫画が料理を題材に事件を解決するように、建築漫画では建築でいずれもの物語が転がり解決されていきます。渋めの漫画ですが、けっこう面白いですし、家に携わる仕事をしているので初心忘れるべからずで読んじゃいます。
- 作者: 倉科遼,佐藤智一,天野彰
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/29
- メディア: コミック
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