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NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」29話 最悪の夫 感想

NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」29話「最悪の夫」感想です。
上野樹里主演NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」を見ました。
ひさびさにリアルタイムで見ましたが、今週は全体的に低調な感じでした。江が、岸谷五郎演じる豊臣秀吉宮沢りえ演じる淀君、ついで北大路欣也演じる徳川家康に説得されて嫁入りを決意するのはまだわかるとして、それ以外の部分のそれぞれのキャラクターたちの感情の流れにまったく共感できない回でした。
 特に、淀君の宮沢りえの感情の流れがまったくといっていいほど分からなかったです。理屈でいえば、江と豊臣秀勝の間の子は豊臣の娘であるから連れて行かせられないという建前もわかりますし、本心としてもしも徳川と豊臣が仲違いしたときに娘が可哀想だというのも頷けなくはないですがそういう事を防ぐための嫁入りだし、幼い娘にとっては母親と別れることのほうがもっと悲しいのではないかと思うと、淀君の心理がいっそ怖くさえありました。
 豊臣秀吉と同様に、徐々に徐々に一緒に壊れていっているのではないかと、そんな気さえしました。向井理演じる徳川秀忠は相変わらず嫌な奴ではあるけれど、ここのところずっとそうであるように、初登場シーンのような黒さ陰険さ悪役ぶりは見せず、単なる拗ねた子供のよう。次回予告など見ても、いきなり改心してそうな気配だし、、ちょっ尻すぼみで低調な回でした。

 追記:その放送の流れのままに池上永一の「テンペスト」も見ています。谷原章介仲間由紀恵の演技はいまいちですけれど、GACKTの怪演などもあって、沖縄・琉球が舞台でリアリティとかそんなのはまったく度外視するドラマとしてなら、展開が早くて軽く見れるドラマでよいですね。