「太陽熱 エネルギー革命」菊池隆・堀田善治著 感想
本年174冊目の紹介本です。
当然のことながら、3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故のあとに勉強のために読んだ本の一冊です。究極の自然エネルギーであり、クリーンエネルギーが太陽光発電システムであることは誰もが認めるところですが、発電効率が(十分商業ペースに乗るとはいえ)まだ悪いということ、原子力発電に比べれば出力が段違いに小さいこと、作る為のコストが大きいこと、耐用年数が30年足らずと短いこと、などなど原子力ムラの利権屋たち以外にも否定派が多いこの太陽光発電システムについて、一からフラットな目で俯瞰しようと読んでみたのが本書です。
ソフトバンクの孫正義氏が積極推進に拒否を投じていること、菅総理が再生エネルギー促進法案を目一杯前面に出していること、サムスン電子などが積極的に太陽光発電を日本向けに押していること、などとあいまって否定的なことを言われる部分も多いのでそういうことも含めて読んでみました。
- 作者: 菊池隆,堀田善治
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/03/09
- メディア: 新書
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