小説・漫画好きの感想ブログ

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避難準備区域の解除を検討 賛否両論でしょうが

こんばんは。
 東日本大震災による東京電力福島第一原発の放射能漏れ。
 ホットスポットと呼ばれる一部地域への重汚染、汚染水の漏れによる海洋汚染、土壌汚染による農作物や畜産物の一部への被害、などは確実な汚染・被害として風評被害とは一線を画さなければならない問題だし、内部被曝についての議論もいまだ明確な回答は出ていない段階ではありますが、、、避難準備区域については解除が検討されていると。つまりは、避難準備区域の方で避難されている方は、場所によっては地元に戻ってくださいという話だけれど、、、これについては、意見が錯綜していますね。
 いつになったら戻れるんだと、できるだけ早い帰宅を望んでいた方からすれば喜ばしいニュースだけれど、戻ることを望んでいない方や戻ることについての科学的裏付けがないのでむしろ戻りたくないし危険ではないかと疑いを持っている人は切り捨てだと言うでしょうし、、、どちらを取っても意見がまっぷたつに割れるでしょうね。
 その土地にしがらみがない人間の目で客観的にみると、それはもう土地土地の実際の細かいデータを見るしかないし、実際の被害>被害可能性という人は戻りたいというし、被害可能性>実際の被害という人は帰りたくないというので、選択制にするしかないでしょうね。ただ、今回のこれを見て思いますが、、、どちらに転んでも否定的な意見や反対意見を中心にマスコミは記事を組み立てますので、民主党であれ自民党であれ、誰がやっても、この問題は完全収束するまで非難しか起こらないような気がしますし、それが結局は復興を遠い道のりのものにさせているような気がさらに致します。
 とにかく今は全員で協力してやっていて、全てが片付いてから、あれは失敗だった、次回はどうしよう、こうならない為にはこうしておこうという前向きな議論に切り替えたほうがいいと思います。

避難準備区域、解除検討を伝達=就任後初の福島視察―細野担当相
 細野豪志原発事故担当相は2日午後、就任後初めて福島県を訪問し、佐藤雄平県知事と県庁内で会談した。細野氏は福島第1原発事故を受け設定された「緊急時避難準備区域」について「できるだけその地域から出ている方には戻ってきてもらいたい。学校や病院は早く再開したい」と述べ、同区域の縮小や解除を検討する考えを伝えた。
 知事は事故対応に関し「もっと地元の声を聞くべきだ。福島県を担当する大臣としてやってほしい」と要請し、細野氏は「そういう自覚を持ってやる」と応じた。