「鈴木先生」4巻 武富健治著 感想
鈴木先生の第4巻です。
この漫画、中学校の先生が主人公の、学校での生徒指導のあれこれの漫画なんですが、、この面白さは読んでみないとわからないです。4巻まで読んできましたが、やっぱり面白いです。中学生の生々しい悩みやトラブルと、教職員側での人間くさい悩みやトラブルも赤裸々に描いていて面白いです。
難を言えば、中身の面白さが伝わる前に、「あまりの字の多さに辟易してしまう」という方が多そうだということでしょうか。なんせ字が多くて、どれくらい多いかというと、小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」よりさらに多いくらいと言えば伝わりますでしょうか。けれど、それを乗り越えて読み込んでいけば、その読み辛さを補ってあまりある面白さがありますので是非。
今回のテーマは、十四歳の中学生がSEXしてしまった場合にどう生徒指導するか、という話と、大人がつきあうと公言する前提設定にSEXが必要という主張はありえるのか、です。言わんとすることは分かるんだけれど、普通に、これはどう転んでも賛否両論が出るテーマでしょう。でも、そこから逃げずに描ききったことに拍手。
- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/01/12
- メディア: コミック
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