小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発、稼働予定の汚染水浄化装置から水漏れ

 今日で東日本大震災福島第一原子力発電所の事故から丸三ヶ月となります。
 昨日は、釜石市の「岩手東海新聞」「復興釜石新聞」として再出発、初刷りを行ったといういいニュースをきいて少しずつ復興が進んでいっているのだなと喜んでいたのですが、大枚をはたいて導入した放射能汚染水を浄化してくれるはずの浄化装置から水漏れというニュースが流れてきて先行きがまた不透明になってきてなかなか厳しい状況が一向に改善しないことにまたへこんでしまいました。
 こういう大事なものがどうしてそういう初歩的なトラブルでまともに動かないのか、まさかとは思うけれど現地で素人アルバイトに組み立てさせていてパッキンを締め上げすぎとかいうような初歩的なことじゃないですよね? そういう事だったら、泣くに泣けないです。三ヶ月も経つだけに、少しでも現地の被災者の方の気持ちが落ち着くように事をすすめて欲しいものです。ただでさえ、静岡の茶葉からもセシウムが検出されたりしているのだから

 東京電力は10日、福島第1原発の高濃度汚染水浄化装置に海水を入れて点検したところ、配管接続部などで水漏れが見つかったと発表した。東電は浄化装置の試運転を中止し、11日午前から補修を行うが、現時点では本格稼働が遅れる可能性は少ないとみている。
 東電によると、水漏れがあったのはセシウムなどを吸着させる米キュリオン社製の設備。ゼオライトなど3種類の吸着剤を詰めた24基の吸着塔に海水を入れ、水漏れがないか確認したところ、弁のパッキン部や配管接続部の十数カ所で水がにじんでいた。
 浄化装置は同社のほか、仏アレバ社など複数社の設備で構成されている。東電は10日に試運転を始め、15日ごろに汚染水を通す本格稼働を予定している。
 本格稼働が遅れると、タービン建屋地下などにたまっている汚染水が増え、最悪の場合、外部へ流出する恐れも生じる。東電は、移送先として使っている集中廃棄物処理施設内のプロセス主建屋の容量増加や、貯蔵タンクの増設などで対応できるとみている。 

 追記:6/14現在で一応実験稼働始めたようです。

福島第1原発事故で、東京電力は14日、高濃度汚染水を処理するシステムのうち、セシウム吸着装置の試運転で放射性セシウムの濃度が約3000分の1程度まで低減したと発表した。松本純一原子力・立地本部長代理は「除染能力としては目標を達成できた」との見方を示した。