小説・漫画好きの感想ブログ

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自民・公明 内閣不信任案提出 民主からも造反議員で可決か

 こんばんは。
 ちょっとうたた寝。ニュースで起きました。
 明日の党首討論のあとで、どうやら、自民党と公明党が連合して内閣不信任案を提出する運びになったようです。谷垣禎一総裁曰くは、「与党の首相にNOを突きつけて政権交代を主張し続けるのは野党の責任」だそうですが、、、いまこの時にそういう事をすることが果たして被災地にとってプラスなのかどうなのか、という事を考えあわせるとかなり疑問符ですね。
 僕はかねてからの主張通り、いまこの時に限っていえば、政権交代や首相の交代には反対です。民主党が失政を続けていることも承知しているし、危機管理においても民主党は政策にせよ緊急の指揮系統に致命的に脆弱な部分があることがわかっているので、民主党がいいとは思ってもいませんが、いまこの時に政治的空白を作ってしまうこと、「あいつが嫌いだから一緒に仕事したくない」レベルの意見で政治が動く事はあってはならないということ、そしてまた今回に限っていえば東電を擁護する姿勢を首尾一貫して貫いている自民党政権に戻して東電が免責されることがあってはならないという点で、そこに否定的です。
 小沢一郎氏なり鳩山由紀夫氏の民主党内部の内紛がなければ、倒閣もままならず、最初は復興院の設置や実施機関としての昨日が与えられなければ復興基本法案自体を通さない姿勢だった自民党が、それを民主党が丸呑みして反対論陣が敷けなくなって、いきなり解散を狙うという自民党の戦略のなさは民主もひどいけれど自民党も輪をかけてひどいなとしか思えないというのもあります。
 さりとて、増税まずありきというスタンスの現在の民主党政策にも困ったところはあるので、もし、もしもどうしても今このときに内閣不信任案を提出して解散総選挙に持ち込むというのであれば、既存政党の枠組を壊して、原子力発電を含んだ日本のエネルギー政策と、景気対策経済対策も含んだ税制理念の基本スタンス、それから外国人参政権付与に見られるような今後の国のあり方という根本スタンスについて、どういう組み合わせで考えているかで三つないし四つの選択肢を国民に与えるようにしていただきたいものです。
 少なくとも、自民党の中曽根氏のように「みんなが頑張らないといけないときに、あの人が嫌いだからイヤだ、という事態になっている以上、そのイヤな人を排除しなければ政治というのは成り立たないから首相を変えるべきだ」というような民主主義も、国家公務員の一人としての遵法精神もない意見のもとでの、被災地をほったらかしにして、福島第一原子力発電所の放射能漏れ、放射能汚染事件に空白の時間を作るような動きには反対です。
 菅直人首相や、仙石さんが決していい政治家だとは全く思いませんが、個人的な好悪と政治の重要優先順位は別でなくてはなりませんからね。