小説・漫画好きの感想ブログ

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NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」19話 初の縁談 感想 

 ひさびさに放送日当日に大河ドラマを見れました。
 先週あたりから、上野樹里演じる江ではなく、水川あさみ演じる次女のお初、そして宮沢りえ演じる長女のお茶々にスポットがあたっていましたが、今週は早くも初が京極家に嫁ぐというスピード決着。本来なら、彼女の葛藤と縁談シーンのただそれだけで、豪華絢爛に一回分を潰してもいいところでしたが、今回はさらに欲張って、その縁談のあとに、豊臣秀吉と茶々の恋愛フラグが確立するところまで進みました。
 初の結婚を勧めるかわりに、我が身を差し出す約束をした茶々。約束をはたすべく四阿に趣いた茶々に対して、秀吉は「戯れ言じゃ。お茶々様を力づくで我がものにする気はない」とあえて紳士な駆け引き。これにまんまと乗っかってしまった茶々は、新しい側室に焼きもちを焼いていきなり平手打ち。。。。少女漫画的な演出ではありますが、わかりやすいフラグの成立です。
 先週の、秀吉軍の九州攻めに関してまったく映像がないという演出にも驚きましたが、今回の演出にも驚きました。重厚長大が好きな時代劇ファン大河ファンには許しがたい演出かも知れませんが、ここまで突き抜けて割り切って徹底してくれるなら、これもありかとちょっとまいい方向に印象転換です。