小説・漫画好きの感想ブログ

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福島県飯館村 避難開始

福島第一原発の一号機二号機三号機がメルトダウンしている疑い(一号機はすでにメルトダウン確定)が出ている中、飯館村の避難が始まりました。放射能汚染の健康被害が懸念される事態に立ち至った以上は、致し方ないことだと思いますし、現地にお住まいの方には申し訳ない話ですが、再び住めるようになるにはかなりの年月がかかるかと思います。
 先日の一時避難のときにも思いましたが、復興と復旧、この二つは似て非なるものになる部分も多くあり、今回どちらに重きをおくのかとなると、日本全体のことを考え、被災された方々の将来、未来の子孫のことも考えると、復興よりにならざるを得ないですし、もし復旧のほうに方向をふりすぎると日本の将来に大きな影を落とすのではないかと考えます。
 このことについてはまた別枠で詳しく話したいと思いますが、たぶん、ご高齢の方であったり、一次産業をされていた方の感情とは大きく対立してしまう話になってしまうと思うので、ちゃんと書きたいと思います。

福島第一原発のメルトダウン事故で全域や一部が計画的避難区域に指定された県内5市町村の住民避難は15日、飯舘村川俣町をトップに始まった。
唯一全域が指定された飯舘村は6月中旬ごろ、山木屋地区が指定された川俣町は今月中の完了を目指す。ただ、両町村ともに避難先となる仮設住宅は十分に確保されていない。
区域内での事業所の継続操業などの要望も課題として残ったままだ。

 国会での菅首相や枝野官房長官、海江田経産省大臣の答弁を見ていると、かなり利権がらみからの圧力がきついんだろうなぁと思われます。東京電力の無茶な事態の後始末にみんなが苦心惨憺しているのが透けて見えます。ただ、「発電部門と送電部門の分離というのはちょっと電気にくわしい人間なら、あり得ないというか、絶対にやるべきではない事です。エンロンのような事に必ずなりますし、インフラを完全に民間にやらせるのはまずいです。あれは方向性をまちがえていると思います。