小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発1号機「メルトダウン」容器に穴が空いたと、東電認める

朝方にちょっ気になるニュースとして触れていた福島第一原子力発電所1号機の水位のズレ。やはり、漏れだしているところがあったようです。しかも、炉心溶融・メルトダウンして、燃料棒が圧力容器下部に溶け落ちて、さらにその溶けて落ちた放射性物質の固まりが炉心といってもいい圧力容器の底を破り、そのさらに下部の格納容器までいき、そこの周辺のどこかも損傷し水漏れしていると、、、。
 考えられる中では最悪の事態といってもいい状態になっているようです。今までは1号機はまだ一番ましで水棺化で順調に進むと見られていただけに、これで冷温化して、廃炉までいくロードマップも大きく見直しを迫られる状態になってしまいました。いやでも、長期戦になるということです。こうなってくると、冷温のための注水がまわりに高濃度放射能汚染水の流出を招くというジレンマに直面してしまい、、、なかなか苦しい展開になってしまいました。
 まぁ、そうはいっても、逃げ出す訳にもいかないので全員で知恵を絞り、現場をサポートしていくしかないですし、一応は、高温でないことだけが救いなんですが。。。

東京電力は12日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力容器で、冷却水の量が少ないため完全に水から露出した核燃料が過熱して容器底部に落下し、直径数センチ程度の穴に相当する損傷部から水が漏れていると見られると発表した。
 東電は、この状態が「メルトダウン(炉心溶融)」であることを認めた。
 東電は、圧力容器の温度は100〜200度と安定しているため、今後大きな事故に至る可能性は低いと見ているが、圧力容器を覆う格納容器からも水が漏れだしている可能性が高く、事故収束は難航が予想される。
 東電によると、10日から原子炉建屋内に入った作業員が水位計を調整した結果、圧力容器の冷却水位は燃料頂部から5メートル以上低いことが分かった。燃料棒は長さが約4メートルで、完全に露出している。これまでは、燃料頂部から1・65メートル低い位置まで水が満たされていると推定されていた。
 東電は、燃料の大半はすでに溶けたり崩れたりして、底部に落下したとみている。経済産業省原子力安全・保安院は、圧力容器の温度が低いことから、「燃料は容器底部にたまった水で冷やされている」と指摘した。
 損傷した可能性が高いのは、原子炉の核反応を停止させる制御棒の貫通部など。直径約4・8メートルの圧力容器底部には制御棒97本、中性子計装管34本が貫通している。貫通部周辺の溶接部位は、溶融した核燃料の3000度近い高温には耐えられないという。