「匠三代」3巻 倉科遼、佐藤智一著 感想
本年111冊目の紹介本です。
東京・深川にある親子三代で運営する設計・建築事務所、小野寺工務店が舞台のホームドラマ。
この第3巻では、都合三つのお話が収録されています。金持ち社長の無理難題な家作りに家族再生のお話が一つ。、親友の貧乏カメラマンのために自分でリノベーションさせる新方式のリフォームについてのお話が一つ。足の不自由な母親との同居の家を提案する、まさに現在のリフォーム事情を綴ったお話が一つ。都合三つです。
いずれも、漫画でありながら、現実にありそうな、ちょっと役立ちそうなアイデアが詰まったお話です。グルメ漫画のように、自分で試してみて、なんていう事はあり得ないでしょうけれども、家を持ったとき、リフォームするときにはちょっ棚から引っ張りだしてくるのもありなくらいのレベルです。
読んでいて、ほのぼの暖かい気持ちになる漫画です。
この漫画にも、そのうち、オール電化だとか太陽光発電を組み込んだお話も出てくるかな? 漫画だとスポンサーの絡みがあって難しいかも知れませんが、こういう漫画でメリッとデメリットの両方を載せてくれたら、興味をもって検討するご家庭が増えるかも知れませんね。最近の日本だと漫画から始まる需要なんてのも本当にありますからね。
ともあれ、じっくりしみじみ読める漫画です。
- 作者: 倉科遼,佐藤智一,天野彰
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: コミック
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