小説・漫画好きの感想ブログ

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「エンバーミング」5巻 和月伸宏著  感想  

 本年107冊目の紹介本です。

 幻想のイギリスやヨーロッパを舞台に、人造人間(キャシャーンとか思い浮かべてしまいます)たちの闘いを描いた少年漫画、第五巻です。今回は、切り裂きジャックに続いて、ジョン・ドゥも登場。前巻から登場のマイクロフトホームズにエリザベス女王、アバーライン警部と、歴史上の人物もふんだんに取り入れながら、物語は展開していきます。
 自らも死体となって人造人間の帝国を作ろうとする野心家の伯爵率いる人造人間軍団、まったく別のルートで人造人間の聖地を作っていたポーラルート、主人公の人造人間ヒューリーと人間たち、いろいろな勢力が入り乱れての混戦模様に作者はどこまで風呂敷を広げるつもり? とやや心配になったりしつつも、少しスプラッタすぎるものの、いかにも少年漫画的な展開で、まさに掲載誌こそ違えども週刊少年ジャンプものの王道だなぁと感じる漫画です。
 「るろうに剣心」が映画化されることもあって、さらにテンションの高い和月伸宏さんの最新刊は、そのうちきっとアニメ化(血が飛び散りすぎるから今だと深夜枠かな?)するでしょう。

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 5 (ジャンプコミックス)

エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN- 5 (ジャンプコミックス)