小説・漫画好きの感想ブログ

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「オーサム・フェローズ Awesome Fellows」 感想 

 本年106冊目の紹介本です。

 少し前から、月末になると大量に分厚い漫画雑誌が出ているのが気になっていました。Fellowsというのがそれなんですが、どうやらこのコミックスを読む限り、毎回何か一つのテーマが出されて、それについて色々な漫画家さんが描く(言い方を変えるとお題が出されて、それにあわせて漫画を描く)というスタイルの隔月刊の漫画雑誌のようです。 
 ときには、同じテーマで二冊出るときもあるというようで、、なんだかかなり実験的な本のようです。
 今回たまたま手にとったこのコミックスも、メイド、メガネ、チャイナというそれぞれのテーマで描かれたアンソロジーになっていました(念の為、別にメガネ属性のチャイナ服をきたメイドさんが出てくるとか、そういうフェチ属性多重盛りのものではなく、それぞれ別個のテーマです)。
 ただ、テーマごとにたくさんの作家さんが描くというのはいいのですが、そのアイデア優先だからか、描かれている作家さんが、割合にそういう融通のきく(かつ洒落っ気もわかって時間が取れる)マイナーな方が多く、短い読み切り作品ばかりで、そういう部分ではちょっと物足りない出来上がりな気がします。あえて失礼を覚悟でいえば、むかしの同人誌だとか学校で出していた文芸部全員の作品が載った漫画雑誌といえばいいんでしょうか。表紙中央に使われている森薫さんなんかは「乙嫁語り」なんかでも有名な方で、さすがに出来がいいなと思わせますが、あとはわりに知らない方が多く入り込めませんでした。

 追記;勿論、あくまで一般的にはマイナーかなと思うだけで、知っている人には知っている方もたくさん混じっているかと思いますが、そのあたりは深く突っ込まないでくださいませ。
 

Awesome Fellows! (ビームコミックス)

Awesome Fellows! (ビームコミックス)

 追記:ちなみに今月は原稿が集まりすぎたために四分冊で発売だった模様。これ、ぱっと見た瞬間同じ雑誌だと思いますか? 思えないし、なんでこんなに多いの? というのが素朴な感想でしょうね。ロリ系雑誌のようにも、ホラー雑誌のようにも見えるんですが、同じ雑誌です。一応この月は毎週発売だったのかな。全員別々の作家さんが書いています。

Fellows! 2011-APRIL volume16A (ビームコミックス)

Fellows! 2011-APRIL volume16A (ビームコミックス)


Fellows! 2011-APRIL volume16D (ビームコミックス)

Fellows! 2011-APRIL volume16D (ビームコミックス)


Fellows! 2011-APRIL volume16C (ビームコミックス)

Fellows! 2011-APRIL volume16C (ビームコミックス)


Fellows! 2011-APRIL volume16B (ビームコミックス)

Fellows! 2011-APRIL volume16B (ビームコミックス)