菅首相 浜岡原発運転停止要請

こんばんは。ようやく仕事が終わるとこです。三日ぶりの仕事はなんだか妙に疲れました。
工事前挨拶もかねて、お客様の庭の草むしりなんていう慣れないことしたからか腰がだるいです。まったく運動不足です。
さて。それはさておき。
菅首相がいきなり思いがけないリーダーシップを発揮しましたね。中部電力の浜岡原発の原子炉全基運転停止要請のことです。たぶん、原発反対派の人々や市民運動家や、マスコミの評論家やコメンテーターも実現は難しいと思っていたし、本当に取り組むことは無理と思っていたことをやりました。与党政党としては歴史初の原発停止要請です。東日本大震災での福島第一原発の放射能漏れで住民避難まででていることを受けての措置でしょうが、いきなりの展開に驚きはしましたが、関東方面での余震がまだ続く情勢を考えれば英断ではないかなと思います。
命令ではないので中部電力に拒否権はあるものの、この流れ自体は不安の残る対策の遅れた原発は緊急避難的にとめうる前例づくりとしては歴史的に重要な意味があると思います。

まぁいろいろ裏読みしたら、中部愛知名古屋を新首都圏にする方向にむけて誰かが舵を切りはじめたのかな、とか色々考えなくもないですが、まったく顔の見えない民主党、菅政権にしては一気に動いたことは評価していいと思います。
・・・と思うんだけれど、静岡、中部電力圏内の人はどうでしょうか?

菅首相、浜岡原発全原子炉の運転停止を要請

　菅首相は６日夜、首相官邸で記者会見し、中部電力浜岡原子力発電所（静岡県御前崎市）のすべての原子炉の運転停止を、海江田経済産業相を通じて中部電力に要請したと発表した。
　理由として、静岡県を中心とする東海地震の発生確率が今後３０年間で８７％に上ることを挙げ、「国民の安全と安心を考えた。重大な事故が発生した場合の日本社会全体の甚大な影響もあわせて考慮した」と説明した。
　浜岡原発は、４、５号機が稼働中。点検のため運転を停止中の３号機は、東日本大震災の影響で運転再開を延期していた。１、２号機は運転を終了している。首相は、浜岡原発が東海地震の震源域にあることを指摘した上で、「文部科学省の地震調査研究推進本部の評価によれば、これから３０年以内にマグニチュード８程度の想定東海地震が発生する可能性は８７％と極めて切迫している。防潮堤の設置など、中長期の対策を確実に実施する事が必要だ」と説明した。
　浜岡原発の運転停止で電力の供給に支障が生じる可能性も指摘されているが、首相は「政府としても最大限の対策を講じる。省電力、省エネルギーの工夫で必ず乗り越えていけると確信している」と強調し、「全国民の理解と協力があれば、夏場の電力需要に十分対応できる」と呼びかけた。