小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原子力発電所 防波堤・防潮堤工事へ

  こんばんは。ただいま戻りました。
 福島第一原発の周辺に、防波堤・防潮堤を建設するという話が発表されました。
 遅すぎるという声も聞かれますが、やらないよりは絶対ましですし、今、津波や高潮がくるとせっかくここまでもたせてきた原子炉が壊滅したり、高濃度の汚染水や放射性物質が大量に周囲に拡散、空気中にも放射性物質が放出されてしまいます。ですので、遅くなったかも知れないけれど、こちらはこちらで全力を尽くして欲しいです。 
 できれば、これと同様に陸側からももしも津波・高潮が来たときに溢れた汚染水が福島陸地側にいかないように塀を作っていってほしいと思います。
 そうすれば、それらをうまく囲いをつなげていけば、安全の上にも安全をということで、福島原発の原子炉を水棺化させてあとに、それの外側をさらに巨大なドームや建屋で覆うということにも繋がると思います。ものすごく経費はかかると思いますが、取れる安全措置は取っていって欲しいです。
 自民党の吉野正芳氏は「東京電力に免責を」なんていう馬鹿げたことを主張していますが、これくらいのことを本当は東京電力にして欲しいものです。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故対策統合本部は30日、仮設の防潮堤の新設など、マグニチュード(M)8級の余震に伴う津波への対策を発表した。
 同本部は余震と津波について「工程を妨げる最大の脅威」として対策を急いでおり、7月までに完了させる方針だ。
 気象庁や専門家の指摘を元に、東日本巨大地震(M9・0)の震源域より東側の海域でM8級の余震が起き、高さ7〜8メートルの津波が同原発に襲来すると想定。津波は原発敷地の南東側から標高4メートルエリアに浸入し、さらに遡上して標高10メートルのエリアにある3、4号機の原子炉建屋周辺までが1〜2メートル浸水すると予測した。
 東電は仮設防潮堤を標高10メートルの敷地の南東側に、全長500メートルにわたって1〜2メートルの高さで設置。石を詰めた籠状の金網を積み重ね、水を遮蔽するシートをはさんで津波を防ぐ。6月中旬までに終了させる予定だ。
 一方、津波の浸水で高濃度の汚染水が海洋などに流出するのを防ぐため、浸水開始地点に近い2、3、4号機の作業用トンネル(トレンチ)の立て坑5か所をコンクリートなどで埋め、蓋をする。4号機の立て坑は4月上旬に実施済みで、2、3号機は30日に着手。5月下旬の完成を目指す。2号機のトレンチからは汚染水の移送が進められているが、建屋側にある別の立て坑を使っており、問題は生じないとしている。
 爆発で激しく損傷して耐震性の低下が懸念されている4号機では、子炉建屋を補強するため、使用済み核燃料一時貯蔵プールの下にコンクリート壁を新設する。プール底部を直下から支える長さ8メートルの鋼製支柱を30本設置。その上で、支柱を取り囲むようにコンクリートの壁(厚さ1〜6メートル、長さ13メートル)を、7月末までに完成させるという。

 追記:ちなみに中部電力でも同じような措置が取られている。こちらは浜岡原発3号機の再運転に向けてとも取られるような動きですが、、運転再開はちょっと自粛してもらいたいところです。今のこの状況で再開するのはどうみてもよろしくないです。

 東日本大震災後、中電は原子力安全・保安院の指示で、高さ十二メートル以上の防波壁の設置や、非常用発電機を二階屋上にも設置するなど総額三百億円の緊急対策をまとめた。保安院は二十一、二十二日に立ち入り検査を実施、今月中にその妥当性を評価する見通し。