小説・漫画好きの感想ブログ

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イオン、福島第一原発30km圏内の南相馬店再開 

新聞を見ていると、福島原発から30km圏内で風評被害と生活物資の欠乏に悩んでいた南相馬市で、イオンが営業を再開したというニュースがありました。近くの福島原発では1号機がかなり手探りで水棺化作業をしていたり、女性従業員が被曝量の制限値を超えて内部被曝していたりと大変緊迫した状況ですが、そんな状況下とはいえ、人がそこに暮らしていく以上、いつまでも配給食糧のようなものだけで生活することは、絶対に無理だし、弱者にとっては避難も遠くへの外出も不可能な中、大手流通のこうした動きは本当に助かるだろうと思うし、応援したい動きだと思います。
 火事場泥棒だとかいう声が早くもあがっているようですし、民主党岡田克也幹事長との絡みで、枝野官房長官や菅首相の、民主の人気取りに過ぎないと揶揄する声もありますが、現地の人だって普通に買い物したり、食材を選んだり、ショッピングをしたりすることができることが精神衛生上にどれだけプラスになるかと思えば、それこそやる偽善であっても十二分にありだと思います。
 

イオン、原発30キロ圏内の南相馬店再開へ 5月6日から
 流通大手イオンは27日、東京電力福島第1原子力発電所から30キロ圏内でグループのイオンスーパーセンター盛岡市)が運営する「南相馬店」(福島県南相馬市)を5月6日に再開することを決めた。同店は同原発から約25キロ北側に位置する。20〜30キロ圏は、22日にそれまでの「屋内退避指示」から、万一の際に屋内退避や避難ができるよう準備しておく「緊急時避難準備区域」に変更された。
 同市内のうち原発から30キロ圏内で大手スーパーが本格的に再開するのは初めてという。20〜30キロ圏内では、物流が途絶え生活に大きな支障が生じていた。
イオンスーパーセンターでは「長くご迷惑をかけたが、使命として店を開けたい」と話している。市内では、食品だけでなく衣料、雑貨などの需要も大きいという。営業時間は当面、午前10時から午後3時までとする。