小説・漫画好きの感想ブログ

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NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」第15話 秀吉の正体 感想

 上野樹里主演の大河ドラマ一「江」今見終わりました。

 今週のあらすじは、大阪城に連れ戻された江が、羽柴秀吉のことを敵としてトコトン知ってやろうと城中の部下や近習、奥方、側室方などあちらこちらに探りを入れてゆき、最後には秀吉本人と腹をわって話すというものでした。
 江からすれば、実の父の浅井長政を滅ぼし、大好きな織田信長の一統を滅ぼそうとし、義父も滅ぼし、自分を佐治一成(平岳大)のもとへと嫁入りさせるわ、そのくせに陰謀を用いて離縁させ、自分を大阪城へと閉じ込め養女にした、憎くて憎くてたまらぬ秀吉のこと。皆から悪口や弱点を聞けると思っていたのが、意に反して、皆が秀吉のことをほめまくるのが不思議で仕方ありません。味方ばかりだから仕方がないとはいえ、ここまで感覚がずれているというのはどういうことかと、秀吉に直談判しにいくのですが、思わず秀吉から相談事を持ちかけられた江は、いつの間にかだんだんと秀吉の人たらしの能力に影響を受けて行きます。。
 
 正直、このドラマの秀吉は「馬鹿でいい加減で、適当で陰謀好きで、品がなくて」まったく好きになれずにいましたが、今回のラストではうっかり泣きそうになってしまいました。徳川家康の案外腹黒いところを見せる演出といい、泣きが入る江と秀吉の演出といい、そういうものに載せられてのこととはいえ、自分って案外ちょろくだまされてしまう人間なんだなぁと再認識致しました^^
だめんず」にはまる女性心理ってこういうもんなんでしょうかね^^

追記:石田三成が秀吉に取り立てられた三杯のお茶のエピソードを三成自身が語るシーンで、「全部、お前の自慢か」と江が突っ込むシーンにも思わず笑ってしまいました。