小説・漫画好きの感想ブログ

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故伊藤計劃さんの小説に特別賞 米P・K・ディック賞

 「虐殺器官」の鮮烈さと同時に、著者がまだ若くしてお亡くなりになってしまった事で一躍有名になった伊藤計劃氏。彼の小説に米P・K・ディック賞の次点にあたる特別賞が送られた。 
 P・K・ディック氏は説明が不要なほどのSF作家で映画「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」や「ユービック」「パーキーパットの日々」など数々の傑作を残しているSF世界に金字塔を残した方です。

 早川書房に23日入った連絡によると、2009年に34歳で死去したSF作家伊藤計劃さんの長編「ハーモニー」が、米国で出版されたペーパーバックの優れたSF小説に贈られる「フィリップ・K・ディック賞」の次点に当たる特別賞を受賞した。
 同作品は、「大災禍」と呼ばれる地球規模の混乱を経て、病気のない福祉社会が実現した21世紀後半の世界が舞台。生と死、病などのテーマを緻密な考察で掘り下げた。
 伊藤さんは07年、SF長編「虐殺器官」でデビュー。「ハーモニー」は国内で08年に刊行された2作目の長編で、日本SF大賞を受賞した。

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)