小説・漫画好きの感想ブログ

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チェルノブイリ 石棺老朽化に対し新たに鋼鉄の枠を作る

こんばんは。
 ただいま戻りました。
 福島第一原発の放射能漏れに対して、チェルノブイリ同様の石棺化が叫ばれてきましたが、そのチェルノブイリの石棺が老朽化してきたとして国際支援がまとまりました。もし福島第一原発の事故がなければ、これだけ巨額の資金が集まったかどうかは不透明なところはありますが、少なくともこうした事には世界が共通してあたらなければならないという認識が高まっている事自体は肯定的に捉えてよいかと思います。
 

チェルノブイリ原発事故から25年を迎えるのを機にキエフで19日に開かれた国際会議で、同原発からの放射性物質拡散を防ぐため米露や欧州連合(EU)などが総額5億5000万ユーロ(約660億円)の拠出を表明した。
 ウクライナ政府は爆発事故が起きた4号機を、巨大な鋼鉄の建造物で覆う計画だ。
 4号機は事故後、コンクリートで覆われ、核燃料は「石棺」の中に閉じ込められた。しかし石棺は老朽化が進み、現在も放射性物質の放出は止まらない。18日に4号機近くを訪れると、放射線量の値は通常の20〜30倍の高さだった。
 こうした状況の中、放射能を封じる新たな対策が必要となった。ウクライナ政府は石棺を高さ110メートル、幅260メートル、重さ3万トンの鋼鉄ですっぽり囲み、少なくとも今後100年の安全を確保するとしている。2012年春にも着工し15年の完成をめざす。
 新たな放射能対策のためウクライナ政府は約7億4000万ユーロ(約888億円)の拠出を国際社会に求めており、資金の手当てが今回の会議の主要議題だった。目標額の約75%の獲得に道筋をつけた同国のヤヌコビッチ大統領は「前例のない成功」と述べ、会議を締めくくった。