茨城県つくば市 福島県からの転入者に放射能検査を要求していた

　茨城県つくば市が、福島県からの転入者に放射能検査を要求していたというニュース。
　あまりに偏見が強くて、人情がなさすぎて驚きます。転入届の窓口でそれがないと転入できないとしていた模様。スクリーニング検査の診断書がないとダメってあまりに酷いですね。しかも茨城県の判断ではなく、つくば市の市民課が独自でそんな基準を作っていたと。つくば市といえば研究学園都市だったはず。ある意味、周辺の諸都市よりも科学リテラシーが高そうなイメージだったのに、あまりに残念です。

　もちろん、福島第一原発の放射能漏れは怖いです。けれど、被曝した人が近づいたからといって放射線で影響が出るようなレベルで放射線の影響を受けるというようなレベルであれば、その人は移動も避難もしてこれません。その場で死んでいるか重篤になっています。放射能汚染を科学的に警戒するのは大事ですが、これこそパニック的な対応です。