小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発 沖合30kmで基準値4倍の放射性ヨウ素観測

おはようございます。
 昨日の深夜にまた厄介なニュースが出ていましたね。福島第一原発4号機でも強烈な水素爆発が起こっていたという事実と、福島第一原発2号機の実態、福島の沖合でも放射能物質が観測されたという観測記事。まぁ4号機は発表がなくてもわかっていたことですし、この沖合の放射性物質も以前に高濃度汚染水が排出されていたので予測できていたことですが、、、事前に予測値としてこうなるという風に発表していてくれたら国民の受け止め方もずいぶんと違うのですけれど、東電の発表というのが常に深夜であったり、政府発表も事後報告なんで、本当に政府対応は学習能力が低いというかなんというか。
 国民の多くは、非常事態だろうし、原発の状態も思わしくないのは分かっているんだから、もっと具体的にどういう措置を取っていくのか、対応をとるのか、海外へも含めて発表すればいいのにと思います。小出しに情報を出していても時間が流れているというだけで、無為無策のように思われるだけです。
 現地の不安も慮れば、思い切って全容を発表してもいい頃合いだと思います。発表されたからといって、国を見捨てて、仲間や家族を見捨てて動乱が起こるような国ではないのですから。
 

 文部科学省は16日、福島第1原発の東約30キロ沖合で15日に採取した海水から、1リットル当たり161ベクレルの放射性ヨウ素131を検出したと発表した。原発から排水する場合の濃度限度の4倍に当たる。セシウム137も限度の2倍の186ベクレルだった。
 この地点の放射能濃度は3月末から低下を続けていたが、11日にヨウ素88.5ベクレルセシウム71.0ベクレルに上昇。今回はほぼ倍増し、付近の海域では過去最高値となった。
 同省は「海流が南に向かっているところに、北向きの強い風が吹いたため、放射性物質が移動せずにとどまったのでは」と分析している。


こういうことも、もうやっているのではないかと思っていたけれど、まだだったりとか。東電にしろ政府にしろ反対活動をしている科学者達も事態がこうなんだから、リソースをすべて事態解決に投じなければいつまでも解決できないですよ。

東京電力は16日、福島第一原子力発電所1〜3号機の外側に新たな冷却装置を設置し、原子炉と配管でつないで炉心を冷やす「外付け冷却」の準備を始めたことを明らかにした。
 冷却装置は、板状の配管を組み合わせた「プレート式」。原子炉で温められた冷却水が通るプレートと、海水が通るプレートを交互に重ねて、冷却水の熱を奪う。海水の代わりに空気を通して「空冷式」として使うことも可能という。