小説・漫画好きの感想ブログ

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小沢一郎、内閣不信任案に同調言及 

 おはようございます。
 民主党小沢一郎氏が、東日本大震災東京電力福島第一原発での対応の不備などから、菅直人総理大臣が一刻も早く退陣するべき、と野党自民党などの内閣不信任案に協力も辞さないと言及しました。自民党もこれについて真剣に対応に入ったようで、下手をすれば自民党・公明党・社民党などと一緒に内閣不信任案が可決されてしまいます。もし可決されてしまえば、法律にもとづいて内閣総辞職か解散総選挙のどちらかを総理大臣は選ばなくてはならなくなります。
 小沢氏は東北は選挙を出来る状態ではないのでまさか解散はなく、民主党内からかもしくは自分自身が(民主党代表選をするかどうかは置くとして)総理大臣として就任し、救国一致内閣を作ろうという計画を起てているようですが、、、もしそういう事態になったとしても今度は誰が内閣に入るかで一波乱もふ二波乱も出て、復興に向けての作業が遅延する恐れが非常に濃厚な気がして、いまこの次期にそんなことをしなくてもいいのにという気がして仕方がありません。また、もし万が一にも菅首相が解散総選挙に出ると宣言してしまえば、法律上それを止める手はなくなり、政治的な空白が数週間できてしまいます。
 これは絶対になんとしても避けなければならない事態です。
 義援金も分配できず、復興計画も策定できず、選挙で選ばれた方(たぶん自民党)が何かしようとしても再び情報リークや引き継ぎがうまくできない、或は官僚のサボタージュが起きていろいろなことが中途半端で闇に葬られてしまいそうで、問題が山積みになります。
 なにより、こういう事態のときに国内が分裂、政権闘争、権力闘争を繰り返す国会議員という構図に諸外国がどういった目で見るか、原子力発電所安全神話が崩壊した今、この状況で政治的空白を作ってしまう姿勢を協力したい助けたいと思っている外国人がどう見るかそういうことも考えてほしいと思います。
 

 追記:東電の清水正孝氏は柏崎刈羽原発を再稼働させるという事も言っているし、福島第一原発5号機6号機の廃炉は確定していないという事も言っています。弱いリーダーシップを助けて全員でリーダーシップを強くするべきか、それとも一か八かで強いリーダーシップを求めて一時的には統率するものが誰もいない状況を確定させるのか、僕は前者だと思うのです。もし前者ができないような集団なら、決して後者を狙っても、その結果に不満足であれば今同様に、満足していない議員はまったく非協力的になってしまうのではないかという恐れが強いです。