小説・漫画好きの感想ブログ

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東電、自民党に会社ぐるみで政治献金 

 今までたびたび話題になっていた、東電管轄の原子力発電所の安全対策の遅れや、対策の不備などについて自民党時代にどうして放置されてきたのか、ということについてこういう報道がなされた。
 昨日までの流れでは、民主党が無能で自滅、自民党が次の選挙では圧勝といわれていたが、この報道でまた流れが変わるような気がする。後ろめたいから東電批判しなかった自民党という印象は致命的。
 こういう報道が出た以上、痛くない腹なのであればなおこそ挙国一致で復興のために政治家は一丸となって対策をしていただきたい。それしかもう手がないです。

1700万円を自民側に献金=東電役員、07年から3年間−「組織ぐるみ」の指摘も
 東京電力の役員の大半が自民党の政治資金団体国民政治協会」に対し、2007年から3年間で計1703万円の政治献金をしていたことが8日、明らかになった。組織ぐるみの「事実上の企業献金」との指摘が出ている。福島第1原発の事故をめぐり東電と経済産業省の「もたれ合い体質」が問題視される中、これまで原子力政策を推進してきた自民党と東電との関係も問われそうだ。
 現在、閲覧可能な政治資金収支報告書は07〜09年分。国民政治協会の収支報告書によると、東電役員は、07年は42人が543万円、08年は50人が591万円、09年は47人が569万円をそれぞれ献金した。
 献金額は職位ごとにほぼ横並びで、例えば09年は勝俣恒久会長と清水正孝社長が30万円、6人の副社長は全員が24万円、9人の常務は1人を除き12万円だった。
 役員の献金は07年以前も行われていたとみられる。官報によると、勝俣会長に関しては00年と01年に各24万円、社長に就任した02年以降は毎年30万円献金していた。
 09年分の献金は12月に集中しており、同年8月の衆院選で敗れ、野党に転落した後も自民党への資金提供が続いていたことになる。一方、民主党政治資金団体国民改革協議会」の収支報告書には、役員からの献金はなかった。