小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発建屋を特殊布で覆うなど、各種作戦検討 

おはようございます。
 福島第一原発プルトニウム漏れの件、ようやくですが、政府がいろいろと試案をまとめ始めたようです。正直、遅すぎる気はしますが、今は必死で頑張っている現地スタッフの為にも非難を恐れずにどんどんと新しいことをやっていって欲しいし、最終的に被災地や東日本のダメージを少しでも軽減できることなら皆協力する気でいるんだからどんどん情報を公開、対応をしていって欲しいですね。
 でないと、夏以降の台風シーズン、原発周辺で巻き上げられた放射性物質が東北方向に運ばれていくという最悪のシナリオになってしまいます。仮設住宅がいくら出来て町が回復のきざしを見せても、その頭上に核の灰が降るというようなことは想定するだけでかわいそうすぎるし汚染が広がりすぎ、新たな風評被害を生んでしまいます。風評被害では既に自殺者も出ています。
 日本中がこの事件に関しては、腹をくくって協力する気でいるのだから、関係者はどんな形でもいいからベストを尽くしてほしいし、皆で負担をわかちあっていきたいと思います。

 東京電力福島第一原発で、建屋が吹き飛んだ1、3、4号機に、特殊な布をかぶせて放射性物質の飛散を防ぐ策を菅内閣が検討している。原子炉を安定して冷却するための電源復旧などに向けた作業環境を確保するためだ。タービン建屋地下に漏れ出した高濃度の放射能を含む汚染水の対策には、汚染水をタンカーで回収する案も出ている。東電の作業は難航しており、より大がかりな計画が必要との認識だ。
 関係者が朝日新聞社の取材に明らかにした。二つの対策は、放射性物質が原子炉から出続けていることで、原子炉の冷却作業がうまく進まなくなったため、急きょ出てきた。自然環境に大量の放射性物質をまき散らせていることへのあせりもある。
 大気への飛散対策では、まず1〜4号機の建物内に付着している放射性物質に、特別な塗料を吹き付けて、閉じこめる。
 次に、原子炉建屋の上部を失っている1、3、4号機の壊れた部分を、特殊な布製の仮設建屋で覆う。密閉すると再び水素爆発が起きる危険性が出てくるため、フィルター付きの換気設備を取り付けることも検討している。
 タンカーで回収する方法は、強い放射性物質を含む汚染水の存在が、電線敷設やポンプなど各機器の復旧など、原子炉を冷やすために必要な作業の妨げになっていることや、水量が増え海にあふれ出る危険性が指摘され始めたため、首相官邸を中心に28日に浮上した。

そして、国土交通省に限らずですが、「できない」「危険」ではなくて、「出来る為にはどうすればいいか」「眼前の危険と時間が経つ事での本当の意味での被害」を天秤にかけて考えてほしいと思います。
 具体的には、第一原発の港湾部に空のタンカーを横付けし、2号機などに大量にたまっている放射性物質で汚染された水をポンプなどを使って移す案が出された。