小説・漫画好きの感想ブログ

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福島第一原発の土壌からプルトニウム検出しました

 こんばんは。
 このニュース、ついさきほどのものですが、、、東京電力福島第一原発敷地内土壌からプルトニウム検出とは、、、いやはや、これはずいぶんとまずいです。
 確かに検出された量の多少の問題があるけれど、漏れ出てくる可能性があるものとしては一番出てきてほしくない者が出てきてしまいました。プルトニウム。まともに放射能物質ではないですか、しかも半減期が恐ろしく長く最凶の物質ではないですか。プルサーマルの3号機から出たものか、それとも1号機、2号機のいずれかの原子炉内部のものが漏れでたものか。どちらにせよまずいです。
 東電は、本当にこれが漏れている可能性に気づかなかったのか、昨日の段階で測定する機器がないなどという馬鹿げたことを言っていたが、これは本当だったのか? それとも隠蔽だったのか? いまさら言っても詮無いことだけれども、これは本当にマズいです。冷却作業も大事だけれど、大規模な石棺を作っての封じ込め作業を一刻も早く始めることが肝要です。同時進行になってものすごく大変だと思いますが、一定の遠目の距離からでもいいので封じ込めを急がないとマズいです。そして、海への流出も食い止めなければなりません。いくら拡散して薄まるとはいえ、あまりにマズいです。福島第一原子力発電所は、冷却作業が一段落したら完全封じ込めが必要です。プルトニウムが漏れていないなら、どうして事故が起こったのかを次に生かす為にもデータ収集が大事でしたが、こうなった以上は一刻もはやく封じ込めを同時進行で始めなければなりませんし、福島第一原発の20km圏内は絶対に戻れない土地として(予想外に極端に小さければ、なんとかなるかも知れませんが)早急にその範囲内に住んでいた方への補償および対策をしなければなりません。
 産經新聞の記事というのがひっかかりますが、人体に影響がないと言い切るには、このプルトニウムは危険すぎます。もう少し慎重かつ丁寧な分析をして危険予測を起てるべきだと思います。昨日までとは大きく状況が違ってきました。

土壌からプルトニウム検出「人体に問題はない」福島原発 
 東京電力は28日、福島第1原子力発電所の敷地内から、核分裂生成物のプルトニウムが検出されたと発表した。
 21、22日に5地点で採取した土壌から、プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム239の3種を検出した。東電は検出した計5点のうち2点について、今回の原発事故が原因とみている。
 東電は「今回の検出量は通常の環境土壌中の濃度レベルで、人体に問題となるものではない」としているが、今後新たに3地点で調査を開始し、継続的に分析するという。東電の武藤栄副社長は会見し、「今回の事故で損傷した燃料から出た可能性が高い」と述べた。

 とはいえ、これが21日と22日の土壌サンプル結果だということですから、その後のサンプル調査の結果と、炉心内部温度のデータ確認が住むまではあまり扇情的な状態やパニックになってはいけないのも事実ではあります。ひょっとしたら、もう最悪の時代は通り過ぎているのかも知れません。一縷の希望にすがるようですが、そう祈りたいという気持ちもあるし、その可能性がないわけでもありません。
 とにかく、今は正確なデータと本当の情報が欲しいです。ないから出せなかった、というのはある意味、隠蔽と同義語です。近隣や、首都圏、なにより福島の人たちの為にもきちんとデータを出してほしいです。