小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

福島第一原発 最悪のケースでも東京都民避難の必要はありません

 おはようございます。
 連日のようにマスコミが煽るおかげで、海外のフィリピンやタイ、韓国あたりでも日本の原発からの放射能漏れによって健康被害がでるというパニックが出ているようですが、、、ここまでくると日本のマスコミ対応はチェーンメールなみに被害を与えているレベルです。
 実際のところでいえば、福島第一原発、第二原発が最悪の事態、すなわち炉心溶融してメルトダウンして臨界に達してというような事態になり、最悪の事態として放射能をまき散らすような結果になったとしても、、、実は50km圏外であれば健康被害はほぼありません。つまり、東京都民にとっては緊急かつ直接的な健康被害はありません。
 これは科学的なデータに基づいての各種論文から出てくる結論です。
 それをことの最初から「チェルノブイリ事故に匹敵する最大最悪の事態」「通常値の何百倍の放射能」などと、とにかく衝撃的な言い方をし続けるから、余計に混乱とパニックが起こります。自分もかなり焦りました。けれどゆっくりと色々な情報を吟味し、海外の分析なども加えて考えればそういう結論になります。
 勿論、例外のこととして、東電や関連企業、自衛隊、警察、機動隊などの今現場で修復作業に関わっている人たちは、確実に被ばくしていますし、健康被害が出るレベルを越えるところで働いています。命を捨てている部分もあります。本当に頭が下がる思いですが、彼らはそれを理解した上で働いています。なにゆえかと問われれば、少しでも被害を抑え、復興を早め、周辺の人々の暮らしがいち早くもとに戻れるようにするため、原子力発電所は使えないものだという謝った認識を払拭するためです。
 しかし、それに対してマスコミがひたすらに扇情的に煽ったり、買いだめみたいなバカな事をする人がいて(少量のものについては子供や介護老人などを抱えている人や遠方通勤の人は仕方ない側面もありますが)、中には東京から脱出すべきだという人たちが東京は危ないと連呼するから、不安を増大させている人がいます。
 東京都民の方、というか周辺都市の方も、核の灰や放射能を過剰に恐れる必要はありません。

 一番僕が危惧するのは、もしも万が一、福島第一原発一号機、二号機、三号機、四号機のいずれが暴走したとして、それでも東京都民がいますぐ白血病やらガンになったり熱で街が壊滅するわけでもないのに、今のような情報パニックのもと、とにかく西へ逃げ出そうとして都市機能が崩壊したり、火災が発生したり、それこそパニックで死傷者が大量に発生してしまうことです。
 最悪の事態になってから、それでも心配な人は西へ行けばいいと思います。関西をはじめそれからでも皆受け入れてくれます。しかし不必要に恐れて、自壊してしまうのは、今現実に被災していて、身内や知り合いなどが大量に死亡したり、自身が避難所で暮らしている東北地方の方々に大してあまりにも恥ずかしいし、申し訳ないことです。
 
 こういう書き方をするとお前は関西だからと言われるかも知れませんが、関西人は阪神大震災も体験しているし、それこそ今回の地震では明日といわず今日にでも日本のどこに直下型地震が来ないとも限りませんが、そういう気持ちの備えがあった上での発言です。
 今一番必要なことは落ち着いて冷静に行動することと、科学的な目で事態をきちんと見ること、変なマスコミのあおりにのせられないことです。

 今日の機動隊やアメリカ軍による地上放水などの作戦がうまくいけば、そういう不安に押しつぶされそうな人の気持ちも少しは楽になるかも知れません。祈ります。

 東京電力の計画停電(とは名ばかりの変則停電)が与える心理的不安感がかなり厄介な気がするのですが、東京および首都圏の皆様いかがでしょう? やるならやるできっちりと予定通りにやったほうが不便はましても対処のしようがあるし、肉体的精神的ロスがないと思うのですけれどどうでしょう?