福島第一原発放射能漏れ、福島第二原発も原子炉も異常事態に

昨日から心配していた福島の第一原発がいよいよ放射能漏れを起こしています。すでに正門付近での放射能レベルが正常値の8倍(ここ重要ですが、人体に影響のあるレベルの8倍ではありません。きわめて微量に設定されている正常値の8倍ですので、へんなパニックにならないでください)になっているということで、菅首相も今現地にいて陣頭指揮を取っている模様です。危険性はかなり上がっています。
　その横で、今度は福島第二原発も下記ニュースのように圧力抑制機能が失われるという異常事態になっております。どちらの原子力発電所も冷却水の水位は保たれているものの、冷却水が循環していないのではないかと素人目には考えられます。こちらも大変危険です。
　チェルノブイリ事故当時の、放射能漏れに付随する甲状腺ガンの多発がありますし、その後の研究で放射能対策としては、微量の安定ヨウ素の事前摂取が有効だとなっているんですが、すでに地域住民には配られているのでしょうか。とても気になります。　
　なんとか崩壊やメルトダウンに至るまでに収まってくれればいいのですが。
　

東京電力は１２日、東日本を襲った大地震で被災し、運転停止中の福島第２原発（福島県富岡町、楢葉町）の１、２、４号機で、圧力抑制室の温度が１００度を超え、原子炉の圧力抑制機能が失われたと発表した。

　原発に関する、これらの避難要請、避難勧告は原子力緊急事態法によるものだそうです。

　追記1:福島第一原発では圧力弁を解放することにして作業開始したようです。冷却水がなくなるのは痛いですけれど、たぶん水蒸気爆発の手前になっているようですので、これは現実的な対応だと思います。