小説・漫画好きの感想ブログ

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大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」第8話 初めての父 感想

 上野樹里主演の大河ドラマ「江」の第八話「初めての父」を見ました。
 一日遅れで見ましたガ、あっという間に見終わるホームコメディの回でした。
 柴田勝家(大地康雄)のもとに嫁ぐ市(鈴木保奈美)と一緒に、柴田勝家の領地の雪国まで進む江たち一行。
 茶々も、初も、我が父は浅井長政のみと思春期の娘らしい反発を見せる中、江はいたたまれない雰囲気の中で最初に「父上」と呼びかけようとするのですが、うまくいきません。そんな中、江は、勝手に馬に乗って城を出て、折り悪く降り出した雨と雷によって行方不明になってしまいます。
 当然のことながら家中総出での捜索となりますが見つからず、翌日無事に一人で帰ってきた江は、勝家に激しく叱られます。
 まぁ、このあたりがいかにもなホームドラマなわけですが、実は恥ずかしながらちょっと涙ぐんでしまいました。大して凄い演出でもないし、どちらかというとお芝居的にも大根なシーンなんですが、本当に心配したからこその怒りと上にたつものの責任と、そして無事であったことの安堵の裏返しで、はじめて感情を素直に出す柴田勝家にうるっときてしまいました。
 武将としての格好良さや、鬼と呼ばれた怖さはどうしても大地さんからは感じられなかったのですが、不覚にもこのメロドラマ的なとこでぐっとやられてしまいました。
 この出来事の後の手のひらを返したような三姉妹の態度といい、市の激変っぷりにも、あまりにわかりやすすぎるドラマ作りですが、まぁ、こういうホームドラマ的な感じは最近のテレビドラマにはなくなってしまった何かを見るようで個人的にはありだなと思いました。
 ただ、この柴田勝家さんも予告を見る限りでは来週もしくは再来週あたりには厳しい立場に追い込まれるようで、相変わらず、なんだか全てにおいて早回しです。もう少しこのほのぼのも見ていたいんだけれどなぁ。。