小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

太陽光サーチャージとは

 こんばんは。
 ひさしぶりに太陽光発電のお話です。先日太陽光発電をつけたご家庭からの質問で、「この売電の電気代は、かなり割高なんですが、こんなことを続けていて関西電力さんは大損にならないんですか?」というのがありました。
 もちろん、普通に考えれば、関西電力に限らずどこの電力会社でも、一般家庭に対して電気を売るときは26円前後なのに、逆に電力会社が一般家庭から電気を買い取るときには48円(4月契約者からは42円に大幅ダウン)となりますので、太陽光発電がつけばつくほど損をするようになります。が、それに関しては昼間の工業・商業消費電力のピーク時に備えて発電量を少なくすることが出来ることでメリットがあることに加え、法律の定めにより、以下のような太陽光サーチャージというシステムで、すべてのご家庭からそれにあわせてお金を徴収することが出来るので可能なのです。
 マンションやアパートのような太陽光発電の恩恵を受けられない一般家庭や、立地、屋根面積、角度などによってつけられないご家庭からも均等にお金をあつめて太陽光発電をつけている方にお金を支払うという方法です。
 なので、、ある意味ちょっと逆差別で、不公平だという意見もあるのですが、グリーンエネルギーの推進という観点や、ここ最近の中東情勢を見るまでもなくエネルギー獲得手段を多く作っていくことは資源の少ない日本にとっては、むしろもっとすすめてよい国策だといえるでしょうね。
 ただ、、、、太陽光サーチャージという用語は、燃料サーチャージという言葉と同様に便乗値上げ、便乗ぼったくりみたいなイメージに捉えられがちだから、そのあたりもうちょっと上手い言葉があったらいいのになぁ、、と思います。

太陽光サーチャージ(たいようこうさーちゃーじ)とは、平成21年11月の太陽光発電システム導入にともなう売電価格の引き上げならびに、固定価格買取制度(フィードインタリフ)の導入に伴い、設定されているサーチャージ(割増料金)のこと。太陽光発電促進付加金とも呼ばれる。
太陽光発電の導入・未導入にかかわらず、全員が対象となり、太陽光発電システム導入者に対する売電価格引き上げに伴う電力会社負担が電気代金に上乗せされる。2010年の4月から導入され、当初は月額数円程度の負担となるが、太陽光発電システムの普及度合いに応じて今後サーチャージの額が数十円から100円程度にまで大きくなると見通されている。
(実際には、売電価格の引き上げが2010年の11月からだった事からサーチャージ導入は延期され、2011年4月から実施された)