小説・漫画好きの感想ブログ

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「謎の彼女X」7巻 植芝理一著 感想

本年44冊目の紹介本です。
 罪のないラブコメディ、最新刊です。
 卜部美琴は、学校では無愛想でほとんどしゃべらず、常に前髪も下ろして目立たない女の子。彼氏の椿明の前でだけは感情の暴発とともにハサミで全てを切り裂くという恐ろしさを見せるが、学校ではよくよだれを足らして寝ています。この卜部にそっくりながら明朗活発、スーパーアイドルなのが今井百夏。
 この二人が偶然に出会い、お互いが入れ替わってしまったというのが前巻と今巻のシチュエーションコメディのあらすじ。どんくさい椿くんは、これほど性格も態度も違う二人なのに、その入れ違いに気づかず今回もトンチンカンな受け答えをしております。最後の最後のところで気がついたようには見えますが、、、それでも女の子のほうが肉食系でアグレッシブで嫉妬で激しく動いたりして、、今どきらしいラブコメです。
 ただし、今どきのアイドルは彼女のように単品で出ることは少ないですけれどね。
 清純派であろがなかろうがAKB48だったりスマイレージだったりのようにグループばかりが流行ります。強いて言えば、単品で正当派アイドルをやったのは、コリン星のあの小倉優子あたりが最後でしょうか。最近だと、森田涼花さんという人が単品で出ていますが(たまたま今週のヤングアニマルの巻頭に出ていましたが大変キュートでかわいらしい感じです)、この人ももともとはアイドリングとかいう企画ユニットだったとか。もう、芸能事務所が単品アイドルを強烈にプッシュするのは終わりなのでしょうかね。
 

謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)