「バビル2世 ザ・リターナー」2巻 横山光輝原作 野口賢著 感想
本年29冊目の紹介本。
バビル二世の続編の続編、「バビル2世 ザ・リターナー」の2巻最新刊です。
前巻の続きですが、いよいよアメリカ合衆国がバビル二世に対して宣戦を布告。日本の地でアメリカ対バビル二世の戦いが始まりました。アメリカの第七艦隊vsポセイドン戦では、レールガンの撃ち合いで、ポセイドンの腕が吹き飛ばされ、アニメの頃とは違って人間の武力の進化でバビル二世側も苦境に立たされますし、ロプロスvs中国軍の戦いではロプロスに近い空中戦格闘能力を各国の戦闘機が見せます。
昔のアニメのように世界の軍隊の戦車や戦闘機がハエや蟻のように叩きつぶされる時代は終わってしまいました。そうなると、バビル二世と戦う超能力者集団のほうも昔と違って格段に戦闘能力が高く、そこでもバビル二世は苦戦を強いられます。
そんなわけで昔と違って、バビル二世側も苦戦の戦闘の幕開けです。
一方、その裏側ではこの対バビル二世作戦の指揮をとっているアメリカのクリスサンダーという官房長官が、チベットの奥地にこもるヨミのもとに訪問。戦いを静観するように要請します。そのやりとりの中で、クリスサンダーがかの有名なMJ12・マジェスティックトゥェルブの一人である事が明かされます。エリア51に眠るエイリアンだとか、オカルト系やUFO好きにはたまらないキーワードが散りばめられたこの設定と展開は、矢追純一さんならずともニヤリとさせられます。
バビル2世ザ・リターナー 2 (ヤングチャンピオンコミックス)
- 作者: 横山光輝,野口賢
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: コミック
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追記;漫画でのこういうリバイバルや続編はありだと思うんだけれど、去年の木村拓哉の「宇宙戦艦ヤマト」に続いて今日から公開の山下智久主演の「あしたのジョー」とかはどうなんだろうなぁ。やっぱり無理があるんじゃないかな? キムタクや山Pファンはありだろうけれど。